連載：船主経営に暗雲＜下＞／円高続けば典型的な大不況に

連載：船主経営に暗雲＜下＞ 円高続けば典型的な大不況に ■リスケ期は過去２回 　国内船主（船舶オーナー）は借入金の返済に支障をきたすような事態に直面すると、金融機関にリスケジュールを要請することが多い。元本の返済猶予や金利の減免、返済期間の延長などが一般的な手法だ。過去、船主業界でリスケが大量発生したことは２回ある。 　日本の船主業の歴史の中で最も過酷な時代は、連載＜上＞でも触れたとお...