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2024年2月2日無料公開記事洋上風力発電

TSSM社向けSOV起工
ダメン

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 オランダ造船グループのダメン・シップヤーズはこのほど、商船三井と大統海運(タ・トン・マリン)の合弁会社、大三商航運(タ・サン・シャン・マリン、TSSM社)向けの新造SOV(サービス・オペレーション・ベッセル)について、ベトナム・ハロンで起工したと発表した。TSSM社2隻目の台湾籍SOVとなり、船名は“TSS Cruiser”。2025年末までに引き渡す予定。
 新造船は、台湾沿岸付近の洋上風力発電所を支援する請負業者にチャーターされ、建設段階と操業段階の両方で使用される。最大乗船人員は約120人。DPS(自動船位保持装置)、波などによる船体動揺を吸収するモーション・コンペイセイション機能をもつ特殊なギャングウェイ・クレーンを装備する。さらに、メタノールレディな設計となっている。
 新造船の契約は、昨年11月に行われており、契約締結から2カ月後での起工となった。今回の件について、ダメンのトーマス・ロウェカンプアジア太平洋地域セールス・ディレクターは、「多くの顧客にとって短納期が重要だが、当社所有の造船所および提携造船所の世界的なネットワークにより、そのようなニーズに応えることができることを証明した」などとしている。

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