《連載》新燃料へのエンジン開発④
アンモニア、23年にも試運転段階に
日本も基金活用の開発事業が始動

　次世代燃料の有力候補とされるのが、アンモニアだ。水素と同様、温室効果ガス（ＧＨＧ）を排出しないカーボンフリー燃料で、かつ水素よりも取り扱いやすいことから、現時点では実用化が水素に先行するとみられ、エンジンの研究開発も活発化している。欧州を中心に政府資金支援を受けた開発プロジェクトが目立つ中、日本でもこのほど、国の基金の活用によるアンモニア燃料エンジンの開発が始動した。大型外航船の主機関用...