2020年9月10日次代への戦訓
《連載》次代への戦訓
束の間の好況と集中度低下の問題
日本海事協会 冨士原康一理事会議長④
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日本の新造船建造量は1978~79年(昭和53~54年)がボトムで、ピーク時の2000万総トンから550万トンまで落ち込んだが、その後にマーケットが急回復した。背景には79年(S54年)、イラン革命を契機として生じた石油価格の急騰、いわゆる第二次石油危機がある。石油価格の高騰によって産油地が多様化した結果、中小型タンカーの需要が急増した。造船が不況カルテルで建造量を抑制しているところにマ...
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