2019年9月25日
《連載》造船不況と商品戦略<上>
「ブルーオーシャン」なき内需
造船所寡占でも、需要不足で競争激化
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新造船の商談低迷が続く中、日本の造船所が製品の多角化を模索している。目先の1つが、内航船や公共工事などの内需だ。円建て契約のため為替リスクを避けられるうえ、外航船のように海外造船所の低価格攻勢にさらされにくいことがポイントになっている。また一部の船種は、国内造船数社による寡占化が進んでおり、競合の少ない有望市場にも見える。とはいえ、こうした市場も必ずしも需要がふんだんにあるわけではなく、...
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