輸送量回復も運賃下落響く
主要コンテナ船社・３Ｑ決算、赤字転落も

　主要コンテナ船社の2023年第３四半期（７〜９月）決算が15日までに出そろった。コンテナ輸送量は前年同期比で増加する船社が多かったが、新造コンテナ船の就航ラッシュなどによる船腹供給量の増加に伴い、スポット運賃は引き続き低迷した。マースクは、コンテナ船を中核とした海運事業でＥＢＩＴ（利払い前・税引前当期損益）が赤字となり、ＺＩＭも第３四半期に約21億ドルの減損処理を行ったことが影響し、赤字...