2017年7月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>
新造船価、上昇踊り場
日本と韓中造船で受注姿勢が二極化

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 新造船価相場は底値を打ったが、上昇の足取りは鈍化している。造船所の建造コストに見合う水準には依然として程遠いものの、船価の底打ちや用船市況が調整局面に転じたことを背景に発注自体が様子見となっている。日本の造船所は船価の引き上げを図っているものの、手持ち工事不足が深刻化する中国や韓国造船所による受注攻勢も上昇の重しだ。船価の引き上げを図る造船所と操業確保に走る造船所で、受注姿勢が二極化して...