1. コラム

2012年2月8日

②郵船の往復ビンタ

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 日本郵船の有吉義弥さんは新米記者にとって雲の上の人だった。記者会見やパーティー会場で仰ぎ見る存在であり、ふだんは傍に近づくこともできない。それが“坊や”をやらされたおかげで昼食をご馳走になり、小話まで披露していただいた(前回参照)。僥倖だった。  記者は有吉さんとの直接の出会いに感激し、そのことをあちこちで吹聴していた。また、知ったふうな顔で「郵船はいい経営者に恵まれた」みたいなセリフを...