1. コラム

2021年6月22日

受注戦略の分かれ目

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◆日本のバルカーを主力とする造船所では、手持ち工事の安全圏の目安となる2年~2.5年分程度を確保したところが多くなり、テーマが工事確保から採算へと移っている。日本の造船所は、規制適用前の駆け込み発注後の2016年以降、総じて必要最低限の受注にとどめる傾向があったが、ここにきて造船所ごとの受注戦略の違いも顕著にみられるようになってきている。最大の要因が、世界的な鋼材価格高騰の影響だ。 ◆「2...