邦船

    2025年5月22日

    《連載》邦船大手の経営・事業運営体制<下>、両利き経営支えるグループ・部体制

     邦船大手のグループ・部とこれに相当する組織数は現在計119にのぼり、コンテナ船事業を始めとする一部中核事業の分社化などがあったにも関わらず2010年度と比べて約1.6倍に増えた。続き

    2025年5月21日

    《連載》邦船大手の経営・事業運営体制<上>、経営の監督と業務執行の分離進む

     邦船大手の経営・事業運営体制は、コーポレートガバナンス(企業統治)強化の流れや事業環境と業容の変化に合わせて大きく変わった。社外取締役と非業務執行取締役を増やす一方、取締役と執行続き

    2025年2月21日

    《連載》邦船社の船隊動向④LNG船・海洋、LNG船竣工が本格化、海洋分野に広がり

     邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)にとってLNG船・海洋事業は引き続き増強を進める分野となる。  まずLNG船について各社の船隊は、世界最大の船隊規模を誇る商船三井が続き

    2025年2月20日

    《連載》邦船社の船隊動向③タンカー、事業取得での船隊増強目立つ

     邦船社のタンカー事業では昨年、大型の事業取得やコンソーシアムによる次世代VLCCの整備など大きな動きが目立った。日本郵船によるENEOSオーシャンの原油船以外の事業取得で、特に大続き

    2025年2月19日

    《連載》邦船社の船隊動向②自動車船、アンモニア燃料と域内船が今後の課題

     自動車船は燃料転換で海運他部門をリードしている。邦船大手3社はこれまでにLNG燃料自動車船計49隻の新造整備を決め、そのうちの半数近くが就航した。邦船大手は次の船隊整備でゼロエミ続き

    2025年2月18日

    《連載》邦船社の船隊動向①ドライバルク、新たな整備計画、LNG焚き以外で表面化

     邦船社によるドライバルク船隊整備では昨年、これまで代替燃料船では主流だったLNG二元燃料船の新たな整備計画は表面化しなかった。一方新燃料船としてNSユナイテッド海運のメタノール二続き

    2024年2月19日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略、【インド編】(下)、多拠点で営業強化・市場開拓

     邦船各社は現地鉄鋼メーカーとの合弁や長期輸送契約などを通じ、インドのドライバルクマーケットでのプレゼンス向上に取り組んでいる。インドでは現地に拠点を置き、日本人駐在員や現地のロー続き

    2024年2月16日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【インド編】(上)、原料炭・一般炭中心に輸送需要取り込み

     中国に続くドライバルク貨物の需要国として、インドが存在感を徐々に高めている。鉄鋼業では中国が減産政策を掲げ、鉄鋼原料である鉄鉱石や原料炭の需要に頭打ち感が出る中、インドは粗鋼生産続き

    2024年1月25日

    《連載》邦船社の船隊動向④自動車船、LNG燃料船が計46隻に拡大

     邦船大手3社が新造整備するLNG燃料自動車船が、就航済みを含めて計46隻に拡大した。内訳は日本郵船20隻、商船三井13隻、川崎汽船13隻。商船三井と川崎汽船は追加発注と船主からの続き

    2024年1月23日

    《連載》邦船社の船隊動向③LNG船・海洋事業、LNG船を積み上げ、再エネ船も稼働徐々に

     邦船大手の建造中を含む船隊で引き続きLNG船が増えている。2023年9月末現在のLNG船の就航隻数は、商船三井が97隻、日本郵船が86隻、川崎汽船が45隻。その1年前との比較で商続き

    2024年1月19日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【東南アジア編】(下)、集荷営業は日本・現地両輪、配船効率も重視

     邦船社は東南アジア地域のドライバルク貨物集荷について、日本と現地の両輪で営業を行っている。またハンディマックスやハンディサイズによる短期・スポット輸送が多いという特性上、域内での続き

    2024年1月18日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【東南アジア編】(上)、需要はインフラ系貨物中心に増加期待

     邦船社は東南アジア地域発着のドライバルク貨物に対し、日本やシンガポールの拠点から営業をかけている。主力は石炭とセメント、クリンカなどのインフラ系貨物で、中小型バルカーによるドライ続き

    2024年1月17日

    《連載》邦船社の船隊動向②タンカー、将来見据え、ガス船・VLCCで整備進展

     邦船社のタンカー船隊(LNG船除く)は近年、船隊規模に大きな変動はなく、VLCCや大型LPG船(VLGC)を中心に中長期契約に基づく安定収益源となる事業展開が定着している。船隊整続き

    2024年1月15日

    《連載》邦船社の船隊動向①ドライバルク、エクスポージャーは適正に管理

     邦船大手のドライバルク部門では昨年から、海運市況変動の影響を受けるエクスポージャーを縮小する方針を転換している。適性な管理の中で一定のエクスポージャーを容認することで、長期輸送契続き

    2023年10月5日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【中国編】(下)、対象貨物拡大で営業先が多様化

     中国は鉄鉱石だけでなく他の多くのドライバルク貨物で世界最大の荷主国になった。ケープサイズ・バルカーだけでなく中小型バルカーや専用船ビジネスでも中国の存在感が高まっており、これに伴続き

    2023年10月2日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【中国編】(上)、環境対応による長期契約復活に期待

     邦船社が2000年代の海運ブーム期に中国の鉄鋼メーカーとの間で決めた鉄鉱石の長期輸送契約が更改期を迎えているが、契約を更改しないか短期契約に切り替えるケースが多く、安定収益の縮小続き

    2023年8月29日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス⑤、飯野海運 妹尾邦彦執行役員、船主事業機能を切り分け保有、そして管理へ

     飯野海運がLNG船に参入したのは1994年。邦船大手以外で唯一、LNG船事業を展開するオペレーターだ。60年代にLPG船から開始した液化ガス輸送事業の一環としてLNG船ビジネスを続き

    2023年8月25日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス③、商船三井 濱崎和也常務執行役員、高難度案件で差別化、長契を柱に中短期も

     商船三井は日本向けLNG輸送を基盤に早くから海外へと展開し、その経験が難易度の高いプロジェクトに挑戦する実力を育んだ。砕氷LNG船やLNGインフラ事業等の高難度の事業で差別化をし続き

    2023年8月24日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス②、日本郵船 井浪康之執行役員、顧客・地域に広がり、近年は中印強化

     日本郵船のLNG船事業は、欧州の電力大手向けが目立つが、LNG需要を牽引する中国やインドをはじめとするアジア諸国向けの取り組みも近年強化し、実績を上げてきた。「参画意義」と「収益続き

    2023年8月23日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス①、投資好機に描く事業戦略は

     2023年、日本の海運会社(邦船社)がLNG船事業に参入し40周年を迎えた。1983年にインドネシアから日本へのLNGの輸送で参入し、日本の荷主、造船所、金融機関など関係者ととも続き