舶用、漁船市場に照準

    2024年5月28日

    《シリーズ》舶用機器の勢力図、外航船のプロペラは日欧韓拮抗、固定ピッチ型、“国輪国造”の中国はローカルが台頭

     大型外航船の新造船向けの固定ピッチプロペラでは、日本のナカシマプロペラ、韓国のHD現代重工業、ドイツのメクリンボーガー・メタリゴス(Mecklenburger Matallgus続き

    2024年5月15日

    《シリーズ》舶用新社長インタビュー、三菱重工マリンマシナリ・松永勝秀社長、新燃料対応製品をいち早く市場へ

     4月に就任した三菱重工マリンマシナリの松永勝秀新社長は、今後のテーマとして、新たな事業の柱を作ることを挙げる。現在は脱炭素化の流れに対応すべく、次世代燃料に対応する新製品の開発な続き

    2024年3月29日

    《連載》舶用エンジン新体制、バルチラ、新燃料4スト機関を先行展開

     バルチラは先行して4ストロークエンジンの新燃料対応を進めている。既に市場投入したメタノール燃料対応エンジンの機種の拡充を進めるほか、昨年には同社初となるアンモニア燃料対応エンジン続き

    2024年2月28日

    《シリーズ》舶用機器の勢力図、4ストロークエンジンは群雄割拠、主機、補機とも新燃料対応がテーマに

     舶用4ストロークエンジンは、内航船などの中小型船の主機に用いられるものと、大型外航船の発電用エンジン(補機)として用いられるものがある。大型船の主機関に用いられる2ストロークエン続き

    2024年2月14日

    《連載》舶用業界のM&A(下)、協業の時代、M&Aも選択肢に、技術開発・事業創出の高速化や深度化にメリット

     「以前に比べて、M&Aのチャンスを狙うために、情報を商社、銀行、ファンドなどから入手していこうという企業が増えているように感じる」。ある舶用メーカーはそうコメントする。「中国・韓続き

    2024年2月13日

    《連載》舶用業界のM&A(中)、規模拡大や新規技術獲得で技術転換に対応、「同業型」と「異業種型」

     日本の舶用メーカーは、企業規模などの観点から欧州企業のようなM&Aの手法は取りづらいとされてきたが、近年、国内の舶用業界でもM&Aの動きが出てきている。背景には、環境・デジタルに続き

    2024年2月9日

    《連載》舶用業界のM&A(上)、日本メーカーのM&A案件相次ぐ、環境対応や開発技術の複雑化への対応策に

     船舶の温室効果ガス(GHG)削減やデジタル化が最重要テーマとなる中、舶用業界においては、主に欧州で、M&A(合併・買収)を通じて製品・技術の領域を広げる動きが進んでいた。一方で、続き

    2024年2月2日

    《連載》舶用エンジン新体制、ダイハツディーゼル、新燃料対応強化へ100億円投資

     ダイハツディーゼルは、複数の新燃料対応エンジンの実用化を急いでおり、需要が拡大するメタノール燃料焚きエンジンは、2026年の商用化を目指して開発を進める。また、30年以降の成果を続き

    2024年1月29日

    《シリーズ》舶用機器の勢力図、2スト主機の製造は日中韓が担う、エンジンメーカーは国内外とも集約の流れ

     船舶の脱炭素化や自動化、新造船需要の拡大予測など、事業環境が転換する中で、舶用業界ではメーカーの勢力図が変わりつつある。本シリーズでは、舶用機器ごとにメーカーの状況をまとめる。初続き

    2024年1月26日

    《連載》舶用エンジン新体制、ヤンマーパワーテクノロジー、新燃料機関開発とシステム統合設計に注力

     ヤンマーパワーテクノロジーは、複数の次世代燃料焚き4ストロークエンジンの開発と、商品投入に向けた生産設備の整備を進める。また、船舶のパワーソースのシステムが複雑化する中、システム続き

    2024年1月23日

    《連載》舶用、漁船市場に照準(下)、長崎マリンサービス・奥田会長と渡邉顧問に聞く、漁船用機器、海外展開のカギは

     造船市場のグローバル化や国内市場の縮小が進む中、海外の漁船市場が国内舶用メーカーの注力分野の1つとなっている。一方で、課題も多いようだ。長年にわたり舶用機関整備や舶用機器販売で国続き

    2024年1月22日

    《連載》舶用、漁船市場に照準(上)、日本舶用工業、日本製機器の輸出に注力、海外漁船市場がターゲット

     国内造船市場の縮小や市場のグローバル化に伴い、日本舶用メーカーにとって海外の「漁船市場」が新たなターゲットの1つとなっている。メーカー約250社が所属する日本舶用工業会(日舶工)続き

    2024年1月18日

    《連載》舶用エンジン新体制、WinGD、新燃料機関や主機性能改善の技術を展開

     WinGDは、アンモニア燃料焚き主機「X-DF-A」とメタノール燃料焚き主機「X-DF‐M」の開発を並行して進めている。また、LNG焚き主機「X-DF」向けの可変圧縮比機構「VC続き

    2023年12月25日

    《連載》舶用エンジン新体制、MAN、多燃料に備え、DF機関受注5割超

     MANエナジーソリューションズ(MAN)は、LNGやメタノール燃料をはじめとする二元燃料(デュアルフューエル=DF)エンジンで実績を積んでおり、今年発注されたエンジンのうちDFエ続き

    2023年11月22日

    《連載》舶用エンジン新体制、東亜工機、生産力2割増、需要ブームに備え

     舶用低速ディーゼルエンジン向けのシリンダーライナーを手掛ける東亜工機(本社=佐賀県鹿島市)は、新造の大型低速エンジン向けでは国内シェア90%、世界シェア40%を占めるトップメーカ続き

    2023年9月28日

    《連載》舶用エンジン新体制、IHI原動機、アンモニア主機・補機の開発に注力

     IHI原動機は、脱炭素化に向けた取り組みに注力する。アンモニア燃料焚きの4ストローク主機と補機を開発するほか、船舶のハイブリッド推進化や電動化の取り組みも展開する。また、エンジン続き

    2023年9月27日

    《連載》舶用エンジン新体制/舶用エンジンメーカー、新燃料機関の生産連携がテーマに、共同設備の構想も

     船舶の脱炭素化に向けては、新燃料エンジンの実現が不可欠となる。開発面では、エンジンメーカー同士や、海運大手、造船所を含めた海事クラスター全体の連携・協業によって技術開発の壁を突破続き

    2023年9月21日

    《連載》MEGURI2040、舶用企業の開発③、古野電気、多種船の社会実装へ複数実証に参画、西宮に陸上支援センターを構築

     日本財団の無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の第1ステージから参加する古野電気は、引き続き自律航行システムを開発するとともに、兵庫県西宮市の本社に、新たにフリート・オ続き

    2023年9月14日

    《連載》MEGURI2040、舶用企業の開発②、JRCS、機関プラント監視アプリを開発、UI・デザインにもこだわり

     日本財団の無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の第2ステージに参加するJRCSは、陸上から機関プラントのモニタリングや遠隔支援ができるアプリケーションを開発する。開発で続き

    2023年9月5日

    《連載》MEGURI2040、舶用企業の開発①、日本無線、船陸連携の包括システムを開発、移動式の陸上支援センターも構築

     日本財団の無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の第2ステージが始動し、自動・無人運航船は社会実装に向けたフェーズに入っている。第1ステージから参加する日本無線は、船側と続き