中国の転折点

    2023年2月22日

    《連載》中国の転折点⑪、中国次第で世界的なドック不足に、修繕工事、当局の政策判断に影響

     世界全体の船舶修繕工事の5割を手掛けている中国の修繕ドック群。だがコロナ禍では当局の“ゼロコロナ政策”に伴い、これらドックに入渠できなくなる船が続出し、入渠予定だった船の3割が日続き

    2023年2月17日

    《連載》中国の転折点⑩、日本造船所、中国向け取引の難しさ増す、台湾船主との関係強固に

     日本の造船所にとって中国船社/船主には巨大な新造需要がある反面、「国輪国造」政策による制限から参入障壁が高いうえ、リスク要因が増えて難しさが増している。過去に中国企業向けの新造船続き

    2023年2月14日

    《連載》中国の転折点⑨、機器・部品の調達リスク浮上、コロナ禍の供給難で露呈、調達先多様化など対策急務

     新型コロナウイルス感染拡大でモノの往来が止まったことで、中国製品への依存度の高さが露呈した。舶用機器については、日本は国産化率が高い点が安定調達の強さにつながっていると言われてき続き

    2023年2月9日

    《連載》中国の転折点⑧、タンカー・ガス船、中国不在は想定難しく、地政学リスクへ備えも

     タンカーやガス船のマーケットでも、中国は大需要国として存在感を増している。原油の海上荷動きで中国のシェアは最大で、LPG市場でも需要国としての立場を固めつつある。LNGも一昨年、続き

    2023年2月6日

    《連載》中国の転折点⑦、自動車船、中国輸出急増で好機と課題、政治的影響強まるとの見方も

     中国の自動車輸出台数の急増が、自動車船部門に大きなチャンスと課題をもたらしている。年間300万台クラスの大輸出国の突然の出現は、自動車船の船腹需給逼迫と運賃・用船料上昇の一因にな続き

    2023年2月1日

    《連載》中国の転折点⑥、ドライバルク、“一本足”リスクを改めて意識、需給両面で影響甚大

     ドライバルクは主要海運部門の中で中国リスクが最も大きい。鉄鋼原料を輸送するケープサイズだけでなく、石炭・穀物を輸送するパナマックスやマイナーバルクを輸送するハンディバルカーでも中続き

    2023年1月31日

    《連載》中国の転折点⑤、中国マネー依存に見直し機運も、リース事業など、地政学リスク浮上

     世界の海運会社が中国マネーとの付き合い方を考え始めた。リーマン・ショック後の欧州銀退潮の穴を埋めてきた中国の船舶リースが揺れているからだ。圧倒的な規模でマネーを世界の船主に供給し続き

    2023年1月27日

    《連載》中国の転折点④、コンテナ船、予見可能性の低さがリスクに、中国シェアが下落傾向

     コロナ禍が始まって以降、中国における予見可能性の低さがサプライチェーンにおける新たなリスク要因として浮上している。2021年の塩田港の封鎖に始まり、22年春先の上海ロックダウン、続き

    2023年1月19日

    《連載》中国の転折点③、船舶管理、修繕の代替地確保が課題、航行安全上の影響も関心事に

     外航船の運航、船舶管理にとって、中国は切っても切り離せない。巨大荷主国、修繕の主要拠点でもある中国には多くの船が寄港し、その分、ゼロコロナ政策のような中国独自の政策から影響を受け続き

    2023年1月17日

    《連載》中国の転折点②、国内船主、地政学や政策リスクが浮上、中国建造に迷い

     国内船主(船舶オーナー)による中国造船所への姿勢が揺れている。従来型のリスクである建造品質については懸念が解消されてきたが、台湾有事などの地政学や政策リスクなどが新たな論点として続き

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