マーケットを読む!

    2025年9月18日

    《連載》マーケットを読む⑦<ケミカル船>、イーストポート・マリタイム ストラテジスト アンドリュー・シプリー氏、経済減速と船腹増加の影響大

     ― ケミカル船市況をどう見ているか。  「大型船型では持ち直しもみられるが、全体的に軟化傾向にある。大きな要因は2つあり、まず1つは世界経済の減速だ。国際通貨基金(IMF)をは続き

    2025年9月17日

    《連載》マーケットを読む!⑥<ハンディバルカー>、NSユナイテッド海運 佐藤義則執行役員、中東・インド・アフリカトレードに期待

     ― 今年これまでのハンディバルカー(ハンディマックス/ハンディサイズ)市況を振り返ってどうか。  「今年はパナマ運河の通航再開によってトンマイルの伸長効果がなくなり市況は軟化し続き

    2025年9月16日

    《連載》マーケットを読む!⑤<VLCC>、明和インターナショナル 長谷部清執行役員、新造船増で、高齢船淘汰へ

     ― 今年これまでのVLCC市況をどう見ているか。  「年初はワールドスケール(WS)40台という低水準で始まったが、総じて堅調に推移している。年初の米国の制裁強化によりWS70続き

    2025年9月12日

    《連載》マーケットを読む!④<ケープサイズ>、NSユナイテッド海運 小野雄士執行役員、船質重視の流れが追い風に

     ― 今年これまでの市況を振り返ってどうだったか。  「年初はオーストラリアを襲った台風の影響もあって軟化して始まったが、6月ごろから、大手資源メジャーの会計年度末に向けた駆け込続き

    2025年9月9日

    《連載》マーケットを読む!③<VLCC、プロダクト船>、東神インターナショナル 森本記通社長、高齢船退出で先高観、インド動向注目

     ― 今年これまでのVLCC市況をどう見ているか。  「中東―中国航路の足元までの平均ワールドスケール(WS)は60切れとなっている。年初はWS40台に低迷していたが、米バイデン続き

    2025年9月5日

    《連載》マーケットを読む!②<中小型バルカー>、川崎汽船 斉薇薇バルクキャリアグループ長、米・中の穀物トレード変化注視

     ― 昨年から今年にかけての中小型バルカー市況を振り返ってどう見ているか。  「昨年後半は中国のトウモロコシや小麦の輸入が大きく減少したことなどを背景に、市況が軟化した。今年も1続き

    2025年9月3日

    《連載》マーケットを読む!①<自動車船>、商船三井 小杉賢嗣執行役員、船腹タイト継続、中国出し需要で

     ― 自動車船マーケットについて、今年これまでの動きは。  「トランプ関税の影響は、今年度上半期は米国向けについてはメーカーによって多少変動があったが、他の仕向地などへの振り替え続き

    2024年12月4日

    《連載》マーケットを読む!㉙<自動車船>、商船三井 小杉賢嗣自動車船部長、地域輸送・近接地域間輸送が増加へ

     — 今年の自動車船マーケットの状況は。  「船腹がタイトな状況が依然として続いているが、船腹不足が非常に深刻だった昨年と比較すると、当社においてはLNG燃料自動車船が昨年以降6続き

    2024年12月3日

    《連載》マーケットを読む㉘<ケミカル船>、イーストポート・マリタイム ストラテジスト アンドリュー・シプリー氏、米国の関税政策が動向を左右

     — 今後のケミカル船市況の見通しは。  「国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しによると、今後5年間の世界経済の成長率を約3%と予測しており、世界の貿易量についても続き

    2024年12月2日

    《連載》マーケットを読む!㉗<中小型バルカー>、商船三井ドライバルク 山本剛史執行役員、自然災害、需給両面で悪影響を懸念

     — 昨年から今年にかけての中小型バルカー市況をどう評価するか。  「昨年は秋ごろまで特に米国出しの穀物やセメントなどの荷動きが低調だったことに加え、中国経済の回復遅れに対する不続き

    2024年11月26日

    《連載》マーケットを読む!㉖<自動車船>、川崎汽船 丸山隆司自動車船営業グループ長/太田亮自動車船事業グループ長、コンテナ影響・中国要素など変数拡大

     — 過去1年の自動車船マーケットの評価は。  「船腹が非常にタイトな1年で、これまでで最も厳しかったのではないか。滞船が豪州、メキシコ、欧州などのさまざまな地域でわれわれが経験続き

    2024年11月14日

    《連載》マーケットを読む!㉕<ケープサイズ>、商船三井 引間透鉄鋼事業群第一ユニット長、船腹供給量の抑制が市況上昇を後押し

     — 今年これまでのケープサイズ市況を振り返ってどう見ているか。  「コロナ禍で市況が高騰した2021年を除けば、過去10年間で最も高い水準の市況となった。もともと堅調な市況を見続き

    2024年11月8日

    《連載》マーケットを読む!㉔<VLCC、VLGC>、日本郵船 奥澤竜太郎執行役員、中東・米国の両市況上昇がカギ

     — 今年のVLCC市況の振り返りと、年内の見通しを伺いたい。  「年前半はおおむね堅調に推移したが、6月以降は中国向けの輸送需要の低下と、中東産と米国産の原油価格の値差の縮小を続き

    2024年10月31日

    《連載》マーケットを読む!㉓<VLGC、LNG船>、飯野海運 妹尾邦彦執行役員、LNG船需要、29年までに370隻

     — 大型LPG船(VLGC)マーケットの年内の見通しは。  「中国の経済動向が不安定な要素としてあるが、冬場の需要期に加え、アービトラージが開いていることを踏まえる続き

    2024年10月30日

    《連載》マーケットを読む!㉒<中小型バルカー>、飯野海運 竹田篤執行役員、インド洋周辺のプレゼンスが向上

     — 今年これまでの中小型バルカー市況をどう見ているか。  「振り返ると2020年のコロナ禍による物流の目詰まりを背景に、同年後半から市況が高騰した。その後も21年頭続き

    2024年10月29日

    《連載》マーケットを読む!㉑<ケープサイズ>、川崎汽船 三上武志鉄鋼原料営業グループ長、ギニア出し増加でトンマイル伸長

     — ケープサイズ市況の今年ここまでの評価は。  「荷動きで言えば、中国向けの鉄鉱石が冬の閑散期を含めて堅調だった。そのため市況水準も閑散期を含め9月まで月平均が2万続き

    2024年10月28日

    《連載》マーケットを読む!⑳<VLCC、プロダクト船>、商船三井 松野純一カーボンソリューション事業群タンカー事業第一ユニット長、25年のVLCC新造船5隻、需給タイト続く

     — VLCC市況の今年の振り返りを伺いたい。  「年初は米国の対ベネズエラ制裁の一時緩和やWTI価格の軟化により米国出しが好調だったことや、ブラジルやガイアナなど南続き

    2024年10月25日

    《連載》マーケットを読む!⑲<中小型バルカー>、川崎汽船 斉薇薇バルクキャリアグループ長、ハンディマックスの船型構成が課題

     — 今年の中小型バルカー市況に対する評価は。  「総じて昨年よりも高く、堅調に推移している。需要面ではマイナーバルクの荷動きが堅調だ。極東では中国出しの鋼材が好調な続き

    2024年10月24日

    《連載》マーケットを読む!⑱<VLGC>、商船三井 渡辺大輔カーボンソリューション事業群タンカー事業第二ユニット長、アンモニア輸送需要の動向を注視

     — 大型LPG船(VLGC)市況の今年これまでの振り返りを伺いたい。  「年初から9月までの中東−日本航路の平均がトン当たり65ドル程度、米国ガルフ&m続き

    2024年10月23日

    《連載》マーケットを読む!⑰<ハンディバルカー>、NYKバルク・プロジェクト 湯浅光訓執行役員、東南ア出し増加でトレードに変化

     — 今年のハンディバルカー(ハンディサイズ/ハンディマックス)市況に対する評価は。  「ともに今年は堅調だった。ハンディマックスについてはスエズ運河やパナマ運河の通続き