ドライバルク貨物の動向

    2022年10月11日

    《連載》ドライバルク貨物の動向⑥<木質バイオマス>、近海船不足で輸送船大型化傾向、需要増も供給制約がネック

     木質バイオマスはカーボンニュートラル(炭素中立)なエネルギーとしてバイオマス発電に利用されており、主に近海船(1万重量トン前後の在来船)やハンディバルカーなどで輸送されている。P続き

    2022年9月30日

    《連載》ドライバルク貨物の動向⑤<鋼材>、運賃改善傾向も船腹不足長期化観測、中国・タイ向けが今年減少

     鋼材は邦船社が運航する近海船(1万重量トン前後の在来船)において日本発アジア向け往航の主要な貨物だ。輸送船社にとって鋼材は、荷動きと運賃が比較的安定している貴重な貨物である一方、続き

    2022年9月26日

    《連載》ドライバルク貨物の動向④<木材チップ>、コロナ禍の落ち込みから回復基調、新興国の成長と通販・環境需要が追い風

     製紙原料用の木材チップは日本のほか中国や欧州が主な需要国で、供給国はベトナム、豪州、ブラジル、チリ、米国など。チップの海上荷動きはコロナ禍による紙の消費量の急減で落ち込んだが、コ続き

    2022年9月21日

    《連載》ドライバルク貨物の動向③<石炭>、ロシア炭禁輸でトレードが変化、代替調達先として豪州炭需要拡大

     ケープサイズから近海船まで幅広い船型で輸送されている石炭は今年、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け、世界全体のトレードが大きく変化した。欧州各国や日本のロシアへの制裁を背景に続き

    2022年9月8日

    《連載》ドライバルク貨物の動向②<鉄鉱石>、中国経済の回復の遅れが足枷に、経済刺激策による輸送需要回復期待

     大型バルカーの主要貨物である鉄鉱石の輸送需要は今年冴えない展開が続いている。最大の需要国である中国のゼロコロナ政策を背景とする経済停滞が鉄鉱石輸入量回復の足枷となった。今後は中国続き

    2022年9月2日

    《連載》ドライバルク貨物の動向①<穀物>、新興国を中心に需要は堅調、ウクライナ侵攻は荷動きにマイナス影響

     ドライバルクの主要貨物の動向を読む連載の第1回は、今年世界で大きな注目を集めた穀物。新興国の経済発展と人口増加による需旺盛な需要が続く中、戦争によってウクライナ、ロシアからの穀物続き

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