2025年10月2日無料公開記事洋上風力発電

北海道電力と東北電力が参画
JERAとGPI運営の石狩湾新港洋上風力

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 JERAは1日、石狩湾新港洋上風力発電事業への北海道電力と東北電力の参画を発表した。2社の事業参画に伴い、JERA子会社のJERA Nexが保有する同事業の事業権益の一部を、北海道電力と東北電力が共同で設立した会社に9月30日に譲渡した。同事業は今後、JERAとグリーンパワーインベストメント(GPI)、北海道電力、東北電力の4社で運営していくことになる。
 同事業は北海道の石狩湾新港に位置し、シーメンスガメサリニューアブルエナジー製の8MW級風車を14基設置、2024年1月から商業運転している。発電した電力は、同事業の特徴でもある180MWhの蓄電池容量を持つプロジェクト変電所を経由し、北海道電力ネットワークに全量供給している。
 JERAは同事業について、GPIに加え、北海道地域への電力安定供給を通じて地域との信頼関係を構築してきた北海道電力と、東北・新潟地域で70年以上にわたる発電所の安定的な運営実績を有する東北電力が参画することで、4社それぞれが有するノウハウや強みを持ち寄ることで相乗効果を発揮し、長期にわたりより安定的で効率的な洋上風力発電事業を実現していくとしている。

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