海外需要増でチップ船事業拡大
商船三井ドライバルク、顧客要望に柔軟対応

　商船三井ドライバルクの木材チップ専用船事業は、世界最大となる40隻強のチップ船隊を抱えており、国内製紙会社向け製紙原料輸送だけでなく、三国間輸送による海外向け事業の拡大を進めている。須藤浩志取締役常務執行役員（以下同）は「海外向け全体ではスポットや短期の契約が多いが、船腹を安定調達するために複数年契約を志向する非日系の荷主もいる。短期志向の荷主、複数年契約の荷主、それぞれに対応して事業拡...