2025年4月4日無料公開記事洋上風力

酒田市沖で洋上風力向け海底地盤調査
応用地質、JOGMEC公募で採択

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 応用地質は2日、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が公募した2025年度「洋上風力発電の導入促進に向けた基礎調査に係る業務」のうち、山形県酒田市沖海底地盤調査(ボーリング)に応募し、実施予定者として採択されたと発表した。事業期間は26年3月20日まで。事業規模は12.5億円。
 調査では、着床式のための洋上風力発電設備の基本設計に必要な海底地盤に関する調査データを得るため、ボーリング調査に加えてコーン貫入試験(CPT)などの調査を行う。
 応用地質では水中スピ-カ-を利用した三次元音波探査、大孔径対応型PS検層などの新技術に加え、浮体式エリアにおける海底地盤調査に有用な大水深海底微動アレイ探査や大水深表面波探査などを開発することで、最大の市場シェア獲得を目指している。
 JOGMECでは、洋上風力発電事業の実施可能性が見込まれる海域を対象に、洋上風力の案件形成に政府が主導的に関与する仕組み「セントラル方式」による洋上風力発電の導入促進を図っており、今回の調査はその一環。

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