《連載》海外船社の視点と展望⑬
新造整備、次世代のグリーン燃料で
スターバルク、パパス・コマーシャルダイレクター

　2006年にギリシャ海運の有力者ペトロス・パパスＣＥＯが設立したバルカー船社スターバルクキャリアーズは、ケープサイズからハンディマックスまで128隻のバルカー船隊を運航している。船隊整備では環境に対応した船齢の若い中古船取得を積極化している。新造発注については高騰する船価や不十分なバンカリングインフラ、温室効果ガス（ＧＨＧ）排出ネットゼロの追求などを理由に、ＬＮＧ燃料船ではなくアンモニア...