2026年2月27日無料公開記事洋上風力発電
浮体式基礎設計手法で国内初認証
鹿島・カナデビア、NKが技術審査
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左から、鹿島建設の森口常務、NKの山口常務理事、カナデビアの藤田執行役員
鹿島建設とカナデビアが共同で「浮体式洋上風車基礎に用いる複合構造の設計手法」を確立した。日本海事協会が同構造を対象に、風車支持構造物技術審査を基にした認証を実施し、証明書を発行した。浮体式を対象とした技術認証は国内初の事例となる。3者が26日に発表した。同構造はセミサブ型浮体の中央コラムに鋼・コンクリートの複合(ハイブリッド)構造を適用することで、コスト合理化を図ることを目的としている。
今回の技術認証により、浮体式洋上風力事業で同構造の設計手法が、国内法令に基づく許認可の条件となるウィンドファーム認証に資する技術と認定された。これにより、今後、日本国内の個々のプロジェクトのウィンドファーム認証における、風車支持構造物の設計審査プロセスでの活用が期待される。
鹿島建設とカナデビアは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業「洋上風力発電の低コスト化」のフェーズ1「浮体式基礎製造・設置低コスト化技術開発事業」で同構造を共同開発し、日本国内の特許を取得している。また、両社はフェーズ2「浮体式洋上風力実証事業」に採択されており、愛知県沖で同構造を用いたセミサブ型浮体の実証を予定している。両社は今後も、カーボンニュートラルの実現に向け、同構造を用いた浮体式洋上風力発電の早期のコスト低減と、導入拡大を目指した技術開発に取り組んでいく方針だ。
また、NKは、日本国内に本拠地を置く認証機関の立場で、実証事業の円滑な実施に寄与するとともに、新しいコンセプトや技術の社会実装に向けた取組みを支援していくとした。