2025年12月29日無料公開記事

【25年回顧・連載まとめ読み】
連載「バイオ燃料」

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海上輸送の脱炭素で有力な手段としてバイオ燃料への注目が高まりました。海運会社のトライアル利用が徐々に広がる一方、十分な供給が確保できるかどうかも課題になっています。バイオ燃料の特徴やルール上の扱い、課題などを連載で追いました。

※連載の掲載は2025年3月。記事内容は初出時のままです。2026年1月末まで無料公開。

①利用拡大、欧州規制が需要押し上げ、原料が多様化

バイオ燃料は、海上輸送の脱炭素に向けて二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガス(GHG)を削減する有効な手段として注目され、海運会社による使用が徐々に広がってきた。欧州のG…続き

②GHG削減効果と既存インフラ活用が利点

■長期使用の影響を注視  バイオ燃料の主な利点と課題、使用にあたってのポイントを表にまとめた。  利点は、要件を満たしたバイオ燃料を使用すれば規制において温室効果ガス(GH…続き

③性状・認証、事前確認が重要に

バイオ燃料は外航のコンテナ船や自動車船、大型バルカーなどで利用が進んでいるが、内航船へのバイオ燃料の利用も進み出しそうだ。  国土交通省は内航海運…続き

④シンガポール・欧州中心に供給地拡大

船社がバイオ燃料の使用を拡大する中、調達に問題はないか。「重油燃料並みとはいかないが、ターム契約の場合、1~2カ月のリードタイムがあれば十分に調達可能。シ…続き

 

⑤供給課題対応で「バイオ残渣」に注目

船舶用バイオ燃料の主原料となる廃食油の供給量には限界があり、スケールアップは容易ではない。同じく廃食油を主原料とするSAF(持続可能な航空燃料)の普及が…続き

 

⑥バイオ燃料で「環境価値」生み出す

バイオ燃料を使い、荷主のスコープ3(自社事業の活動に関連する他社の温室効果ガス<GHG>排出量)削減の需要に応えるとともにコスト負担の解決に向け…続き

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  • 増刊号シンガポール2025