2025年10月16日無料公開記事洋上風力発電
洋上風力基地港湾整備で着工式
青森港、宮下知事らが出席
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式典のようす
国土交通省東北地方整備局青森港湾事務所は11日、青森港洋上風力発電基地港湾整備着工式典を開催した。宮下宗一郎青森県知事や津島淳衆議院議員、国土交通省の安部賢港湾局長らが出席した。セレモニーとして、出席者による鍬入れ式が行われ、青森県立青森工業高等学校ねぶた部がねぶた囃子を披露し、式典を盛り上げた。また、青森県沖日本海(南側)で洋上風力発電所の開発を行う「つがるオフショアエナジー」の福原浩一郎プロジェクトダイレクターが事業概要を説明した。
宮下知事と安部港湾局長が主催者あいさつを行った。宮下知事はあいさつで、「基地港湾の整備のスタートがこの先の青森市の産業を支え、人々の暮らしを支え、大いなる経済発展の基礎になってくれることに期待している。青森港基地港湾を整備した後の青森市がより多くの人たちが集まり、若者が未来を自由に描き実現できる社会という県の目標に大いに貢献することにも期待していきたいと思う」と述べた。安部港湾局長は「国交省は、青森港をはじめ現在7つの基地港湾を確保または整備中だが、各港には洋上風力発電の建設に供するだけでなく、再エネ産業の拠点として、地域の経済振興、雇用創出にも貢献することを期待している。そのためには、青森港も1つのプロジェクトだけでなく、浮体式、EEZなどさらなる洋上 風力の導入に活用されること期待する」と語った。
続いて、津島衆議院議員と青森市議会の奈良岡隆議長が来賓として祝辞を述べた。
青森県沖では、つがるオフショアエナジーが2030年6月の商業運転開始を目指し、15MW級風車41基からなる洋上風力発電所の開発を進めている。