《連載》長距離フェリー船社の舵取り⑤
強みは高速性とデイリー運航
東京九州フェリー、荷主にPR

　東京九州フェリーは横須賀と新門司を21時間で結ぶ高速性とデイリー運航を強みに、海運シフト需要をさらに掘り起こしていく構えだ。2021年の就航以来、右肩上がりで業績を伸ばしてきたが、事業継続計画（BCP）や輸送品質の高さを荷主にアピールすることで、新たなニーズを喚起する。運航航路を「日本のモーダルシフトの試金石」と語る村上玉樹社長に、現況や今後の方針について聞いた。 　―　就航からの...