《連載》脱炭素移行期の船級②
個々のニーズに応じたソリューションを提供
日本海事協会

　国際海運業界では脱炭素化への対応が急務となる中、日本海事協会（NK）はその最前線で積極的な取り組みを進めている。国際海事機関（IMO）では、2050年頃までのネットゼロ達成を目指し、温室効果ガス（GHG）排出削減に向けた議論が加速しており、NKも日本代表団の一員としてこの議論に参加している。2025年4月に開催された第83回海洋環境保護委員会（MEPC83）では、使用燃料のGHG強度規制...