日本郵船、“飛鳥Ⅱ”で小樽市と絵画行事

　日本郵船は4日、同社と小樽市が小樽港に寄港中の客船“飛鳥Ⅱ”で特別絵画イベントを開催すると発表した。子どもたちが自由にアートを楽しむことで、自己表現の楽しさを知り、将来への夢や可能性を広げることを目指す。イベント開催にあたり、小樽市在住の小中学生20人を募集する。
　同社は2019年に人材育成プログラム「NYKデジタルアカデミー」を創設。その取り組みの中で、「地域による子どもたちの文化的な体験格差を解消したい」という同社グループの若手社員の思いと、子どもたちの豊かな学びと成長を応援したいという小樽市のコラボレーションにより企画を実現した。
　イベントでは、東京で人気のアートスタジオ「Artbar Tokyo」協力のもと、船内に設けた特設アトリエで絵画体験を行う。学校の授業とは異なり、「うまく描く」ことよりも「自分の好きなように、周りとコミュニケーションを取りながら描く」ことを楽しむプログラムとした。また、希望者限定で旧日本郵船小樽支店への特別見学ツアーも同日に実施する。