2025年7月15日無料公開記事
小型艇でB100長期試験運航開始
安保商店が出資するピナクル社、新造アルミ艇を進水
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安保商店が出資する小型艇建造業、ピナクル・マリン・シンガポールはこのほど、バイオ分100%のバイオディーゼル燃料「B100」を用いた長期試験運航プロジェクトに用いられる新造アルミボートを進水した。同船を用いて、シンガポール港内で「B100」を使用した1000時間の試験運航が開始された。
7日に新造アルミボート“PRESIDENT 100”の進水式が行われ、100人以上が参加した。同船はピナクル社にとって50隻目の建造船となった。
シンガポール政府は2050年のネットゼロ・セミッションに向けて港内で運航される小型艇について2030年までに電動化ないし「B100」のバイオ燃料を使用することを推進している。この政策に沿う形で、南洋理工大学(NTU)の研究機関マリタイム・エナジー&サステナブル・ディベロップメント・センター・オブ・エクセレンス(MESD)が主導し、ピナクル社などが参画して、「B100」バイオ燃料を用いた試験運航を6カ月間にわたって行う。船舶の運航はプレステージ・オーシャン社が担当し、温室効果ガス(GHG)排出量や性能などに関するデータを取得の上、B100の長期使用におけるエンジン性能、B100の保管や取り扱い、燃料補給に関する指針を作成する。
広島県尾道市の船主、安保商店はサステナビリティ経営・投資を推進しており、その具体的な取り組みの1つとして、このバイオ燃料運航試験プロジェクトを支援している。