2025年5月27日無料公開記事バリシップ2025 内航NEXT

【バリシップ2025】
内航分野で出展や講演
今治港に「内航のミライエリア」

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内航のミライエリア

 愛媛県今治市で22~24日に開かれた国際海事展「バリシップ2025」では、内航海運業界ブースの出展や講演も実施された。今治港に内航船の新技術展示ゾーン「内航のミライエリア」が設けられ、同港には『SIM-SHIP1 mk2』として昨年末に竣工した“ちゅらさん”(船主・和幸船舶、運航・丸三海運)が停泊。船内見学会も開かれた。また、今治地区海運組合のブースで座談会が行われたのに加え、日本内航海運組合総連合会(内航総連)と国土交通省による講演も催された。
 今治港に展示ゾーン「Mゾーン」が設けられ、「内航のミライエリア」を展開。ソフトバンク、海上技術安全研究所、ナカシマプロペラ、中国電機サービス、内航ミライ研究会、SIM-SHIP、SKウインチ、ハブネス、石田製綱、ザブーン、caso、SAI商事の12社が出展した。
 “ちゅらさん”の船内見学会では、デッキ上に搭載されたコンテナ型バッテリーシステム「ミライバッテリー」や省エネ型甲板機械「スマートデジタルウインチ」を披露。ブリッジでは、「RIKU-SAPO」の表示や高度空気潤滑システム「ZERO」の制御などを行う「ミライパネル」をお披露目した。
 今治地区海運組合のブースでは、22日に「SNSは武器かリスクか~内航業界のSNSトレンドと最近の若手船員の傾向~」と題した座談会が開催された。内航海運業界のSNS担当者が意見を交わした。
 23日は内航総連の河村俊信理事長、国交省海事局の伊勢尚史内航課長がそれぞれ講演。内航総連の取り組みや、「内航海運業者と荷主との連携強化のためのガイドライン」などについて語った。

“ちゅらさん”

今治地区海運組合ブースでの座談会

河村理事長

伊勢内航課長

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