【米国の中国船措置】
「USTR条項」導入ひとまず見送り
米国寄港船の追加コスト負担問題

　米国通商代表部（USTR）の中国関係船入港料による追加コストの負担を荷主・オペレーター・船主の間で用船契約で取り決めるいわゆる“USTR条項”の導入は、ひとまず見送られることになった。 　この条項は、USTRが2月21日に発表した中国関係船に対する入港料課徴案を受けて用船市場で検討されたもの。USTRの当初案は対象船が非常に広範にわたる一方で適用条件に曖昧な部分が多く、またUSTRが入...