円高進行で追い風やや弱まる
邦船大手の今期業績

　一時160円台を付けた対ドル円レートが足元で144円台の円高となり、好調な邦船大手の今期業績に対する追い風がやや弱まっている。 　邦船大手が期初に設定した2024年度通期の為替前提約140〜145円に対して、４〜６月期の実績は平均約155円で、各社の業績上振れの一因となった。日本郵船と商船三井は24年度下期の為替前提を期初の145円・140円からそれぞれ150円に修正。一方、川崎汽船は...