2024年8月2日無料公開記事内航NEXT
東ソー物流、徳山下松港で内航船見学会
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“東優丸”を見学する親子
東ソー物流(山口県周南市)とグループ会社のコーウン・マリン(同)は7月24日、749総トン型苛性ソーダ専用船(内航特殊タンク船)“東優丸”(2022年竣工、乗組員6人)の船内見学会を徳山下松港平野公共岸壁で開催した。周南地域商工会議所の主催、中国運輸局徳山庁舎の共催による「2024年度産業観光ツアー夏休み親子教室」の一環で、抽選で選出された20組の親子が船員の説明を受けながら船内を見学。荷役ホースの持ち上げ体験やクイズなどで船の仕組みと船員の仕事を学んだ。
「産業観光ツアー夏休み親子教室」は、徳山・下松・光・新南陽港区の海の日協賛会と中国海事広報協会が周南地域商工会議所と連携して開催した。国際コンテナターミナル見学会と徳山湾海上クルーズを行い、東ソー南陽事業所をはじめ東ソー物流の冷凍倉庫などを見学した。
東ソー物流とコーウン・マリンは物流施設や貨物船の見学で協力した。参加した親子は東ソー物流の冷凍倉庫などを見て回った後、移動のバス車内で内航特殊タンク船の特徴や平野公共岸壁の役割についてレクチャーを受けたうえで“東優丸”の船内を見学。荷役甲板や操舵室、居住区をツアー形式で回り、船舶や荷役機器の説明を聞いた。船首上での記念撮影や荷役ホースの持ち上げといった体験も行った。
また、写真展示コーナーでドック時の船底の写真から船のメンテナンスの重要性を学んだ。苛性ソーダ専用船“東駿丸”による能登半島地震発生時の災害輸送の様子も展示された。船内見学の記念として、東ソー物流オリジナル包装の菓子や乗船見学証明書などが配布された。
大津島巡航が運航するフェリーによるクルーズでは、東ソーやトクヤマの工場群、周南大橋などを巡った。船内で内航海運や船についてクイズ形式で学び、クイズの正解者に“東優丸”の扇子をプレゼントした。
乗船記念証
乗船見学証明書