自己資本比率54〜74％に上昇
邦船大手、オンバラ化に備え用船料債務試算

　邦船大手３社（日本郵船、商船三井、川崎汽船）の財務指標が2022年度の巨額の利益によって大きく改善し、22年度末時点の各社の自己資本比率が21年度末比でそれぞれ6.6〜17.6ポイント上昇して約54〜74％という高水準に達した。３社は将来の国際会計基準（ＩＦＲＳ）導入や日本会計基準の変更も見据えて、参考値として用船料債務の試算額の開示を始めた。各社試算による現在の用船料債務は計約2.1兆...