日本内航海運組合総連合会は17日、内航船員志望者の増加促進を目的に、全国の若年層に対して内航船員の仕事の魅力を訴求する特設サイトとYouTubeチャンネルの運用を開始すると発表した。
YouTubeチャンネル「ナイコ~海運CH」(
https://m.youtube.com/c/ナイコ-海運CH)の運用を12日に開始した。このチャンネルでは、船内ツアー、出航密着、一等航海士に50の質問、二等航海士の1日に密着、機関士トークなどの動画コンテンツを公開する予定。
特設サイト「サイコ~かよ?!ナイコ~船!―アナタの知らない『船のお仕事』―」(
https://www.naiko-sen.jp/)の運用を19日に開始する。
コンテンツ制作にあたっては、制作チームが万全な新型コロナ感染対策のもとに貨物輸送中の内航船に乗船。船長、航海士、機関士といった役割ごとの仕事の内容に加えて休暇の過ごし方なども含めた生活についても密着取材し、リアリティとアメニティ溢れる内容にするとしている。
内航総連は「現在でも日本の物流において大きな役割を果たし今後も成長の見込まれる内航海運だが、内航船による貨物輸送は一般には馴染みの少ないものであり、職業としての内航船員を目指す若者の数は決して多いとは言えない。一方で、実際の内航船員という職業は、仕事の内容、給与や休暇といった待遇において大きな魅力を備えている。内航総連ではこうした状況を踏まえて、全国の中高生に将来の職業としての内航船員の仕事の魅力を広くアピールすることを目指し、若年層にとって親しみやすい動画を含むコンテンツを制作しYouTubeチャンネルと特設サイトで訴求する」としている。