船員の長期乗船が深刻化
豪州積み船の中国滞船問題、発生から半年以上

　中国で豪州炭の荷揚げ許可が下りずに多くの船舶が滞船する問題が勃発してから半年以上が経過したが、依然として解消の目途は立っていない。本紙の調査では、現在同問題によって中国沖で足止めされている日本船主保有船が少なくとも２隻ある。中国が現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のために外国人船員の交代を全面的に禁止していることから滞船中に船員を交代することもできず、渦中の船主からは「船員の我慢はもは...