2019年11月8日次代への戦訓

《連載》次代への戦訓
第一中央でぎりぎりの決断
商船三井 武藤光一氏⑥

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 社長時代の一番苦しかった決断を振り返ってみる。社内で大きな議論になったのは、何といっても第一中央汽船の救済問題だった。第一中央の財務的困窮に関して、商船三井に法的責任はなかった。しかし、長年社長を送り込み、持分法適用会社とはいえ筆頭株主だ。社外取締役も当社から出している。どうすべきか頭を悩ませた。独立経営の上場会社同士の関係で過去に同じような参考となるケースはなかった。  当時は1ドル...

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