1～9月5%増と緩やかに増加
国内造船の建造量、年900万トンの水準

　日本の造船所の新造船建造量が緩やかに増加している。日本船舶輸出組合が取りまとめた国内造船所の新造船竣工量に相当する輸出船通関実績は、2025年1～9月が前年比5%増（総トンベース、以下同）の152隻・666万総トンだった。仮にこのままのペースで推移すれば、25年の年間竣工量は888万総トンとなる。操業回復を図る日本の造船所も多く、国内全体の建造量も緩やかに増加しているものの、人手不足や新...