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2025年9月16日無料公開記事洋上風力発電

日本の洋上風力に国産作業船提案
中小型造工、風力発電展でCTVとSOVの模型展示

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SOVの模型

 日本中小型造船工業会は17~19日に幕張メッセで開催される「WIND EXPO【秋】~第16回 [国際] 風力発電展~」に出展し、日本製の舶用製品を搭載した大型の作業員輸送船(CTV)とサービス・オペレーション・ベッセル(SOV)の概念設計と模型船を紹介する。日本の洋上風力発電向けに最適な作業船として、導入を促す。
 日本の洋上風力発電では、海外製の船舶導入が検討される場面もあるが、中小型造工では関連船舶の国産化を推進しており、日本の中小造船所で国産機器を搭載したCTVやSOVを建造するための取り組みを進めている。今年3月には、日本の発電事業者やオペレーター、造船所らが共同で検討したCTVとSOVの概念設計を完了。日本製機器を搭載することで、国内運用時の保守管理の効率化を図るほか、日本国内での作業船建造の基盤構築につなげる考えだ。
 展示会では、WIND EXPOゾーンにブース(E15-12)を設け、この模型などを紹介する。また17日午後1時30分から展示会場内の浮体式洋上風力セミナーで、同会の中小型船舶の供給と浮体基礎の製造に関する船戦略を紹介する予定。

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