2025年8月8日
長い円安、日本造船に追い風続く
好業績維持、裏ではコスト増も
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日本円の対ドル為替レートが1ドル=140~150円台の円安水準に突入して丸3年が経過し、日本造船業の「稼ぐ力」を後押ししている。日本の造船各社は2025年3月期決算で軒並み記録的な利益を計上し、今期も見通しは明るい。一方、円安の裏では資機材費と人件費の上昇に伴う構造的なコストアップも続いており、採算分岐の為替レートは以前よりも円安方向に切り上がった。「円安頼み」の構造が強まっている。
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