川崎重工、潜水艦“らいげい”引き渡し

　川崎重工業は6日、神戸工場西浜岸壁で防衛省向け潜水艦“らいげい”の引渡式を行った。「たいげい」型潜水艦の4隻目。
　同艦は高い水中運動性能と推進性能を持ち、船体には高張力鋼を使用。リチウムイオン電池採用による高い潜航性能を備え、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られている。また、女性乗員への対応も実施している。戦後に川重神戸工場で建造する潜水艦としては31隻目にあたる。
　引渡式には金子容三防衛大臣政務官や齋藤聡海上幕僚長ら防衛省関係者が出席した。
【主要目】基準排水量3000トン、長さ84.0m、幅9.1m、深さ10.4m、主機関：川崎12V 25/31型ディーゼル機関×2基、推進電動機1基・1軸、主要兵装は水中発射管一式、その他スノーケル装置一式、ソーナー装置一式