新規商談は様子見傾向強まる
バルカーの新造船市場

　バルカーの新造船市場では、先物納期の新規商談が停滞している。今年前半に日本をはじめとするバルカーの主要造船所は、中小型バルカーを軸に受注を進め、足元の新規商談が３年半〜４年先の竣工となる2027年納期が主戦場となっていることや、ドライバルク市況の下落により、発注者と造船所の双方に様子見の傾向が強まっている。当面の手持ち工事を確保していることから、造船所も提示船価を下げて受注する局面にはな...