記録的円安も受注に直結せず
新造船市場、バルカーは船価手探り

　外国為替市場で先週は一時32年ぶりに１ドル＝150円台をつけ、記録的な円安水準となっているが、日本の造船所にとっては新造船商談で必ずしも追い風にはなっておらず、円安が受注に直結していないようだ。日本円だけでなく人民元や韓国ウォンもドルに対して元安、ウォン安傾向となっており、船価が上値の重い展開で、為替に加えて、鋼材や海運市況の環境が変わる中で、造船所と船主の双方ともに妥当な船価の手探りの...