《連載》環境経営と船級協会①
ソリューション確立への貢献と見える化に注力
日本海事協会（ＮＫ）・坂下会長

　脱炭素という大きな旗が掲げられた海事産業で、船級協会の役割も変わる。これまで安全性の評価・認証で役割を果たしてきたが、企業の環境経営が重要になる中で、第三者認証機関に求められる役割はより広範となる。日本海事協会（ＮＫ）の坂下広朗会長は、「ソリューションのスピーディーな確立への貢献」と、環境経営の達成度などの「見える化」に力を注ぐとの考えを示す。 　―　海事産業で、環境対応が高まっている...