2020年9月9日次代への戦訓
《連載》次代への戦訓
不況対策が大手縮小と専業成長の契機に
日本海事協会 冨士原康一理事会議長③
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第一次造船不況の対策を具体的に振り返りたい。まず第一次設備処理として、1979年度(昭和54年度)の1年間で、建造量のピークだった基準年の73年(S48年)の980万CGT(標準貨物船換算トン数)から設備を35%削減し、640万CGTまで落とそうとした。だが一部の造船所からは「それじゃうちはやっていけない」との声が上がる。設備を沢山持っている造船所は良いが、そうではない造船所、特に、1社...
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