《連載》コロナ禍の首都圏海コントラック＜上＞
荷動き減少で運賃値上げ困難に
トラック事業者、一部は休車対応も

　新型コロナウイルスの感染拡大で日本港湾のコンテナ取扱量が減少する中、首都圏で海上コンテナを陸送するドレージ、トラック事業者も大きな影響を受けている。ドレージを巡る環境は今年開催予定だった東京五輪・パラリンピックを見据え改善傾向だったが、全世界での新型コロナの感染拡大で荷動きが減少。当初想定されていたオリパラによる需要増も、開催延期で来年に持ち越しとなった。これに伴いドレージ事業は市況が急...