記者座談会／造船この1カ月＜下＞
新規商談の主戦場が4～5年先に
新造船市場、中国のシェア7割に

　新造船市場では、各国造船所の線表確定が進んでいる。日本、韓国、中国の主要造船国では、新規商談の主戦場は4～5年先物になりつつあり、最長で2029～31年納期の新造船受注が一部顕在化している。発注が続くメガコンテナ船もなお水面下で数十隻規模の新造交渉があり、今後も発注が顕在化することが予想される。また、中国造船業が受注シェアで7割近くを占めており、造船所の勢力図は大きな転換点を迎えているこ...