2017年12月20日

記者座談会/この1年【新造船市場】
バルカーの新造商談、潮目変わる
国内造船も線表進展、回復に期待感

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 今年の新造船市場は、受注量、新造船価とも大底を脱し、各国の造船所が受注を進めた。商談が大きく動いたのは春と秋で、ドライバルク市況の上昇により、海外船主のバルカーの発注意欲が戻り、新造船価も上昇した。日本の造船所も多くの造船所が2019年船台を売り切り、20~21年船台の営業に移っている。ただ、造船所にとって採算が確保できる船価水準には達していない。韓国や中国造船所の安値攻勢で受注を拡大し...