記者座談会／海運この１カ月＜中＞
川崎汽船、重量物船社ＳＡＬ売却
業界再編さらに進む

　川崎汽船は７月26日、重量物船を運航する100％子会社ＳＡＬヘビーリフト（本社＝ドイツ・ハンブルク）の全ての持分をドイツ船主ハーレン・アンド・パートナー・グループに売却すると発表した。これによってコンテナ船、中小型バルカーに続く同社の一連の構造改革がほぼ一段落した格好だ。重量物船業界は原油価格下落を受けた市況低迷で再編の動きが続いており、今回のＳＡＬ売却もその流れの中にある。今回の売却が...