2018年12月7日
(322)先をつかむ
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隆慶一郎の小説『見知らぬ海へ』に「先をつかむ」なる表現が出てくる。海戦に臨み、敵より射程距離が長い大砲を装備した状態をいう。これなら負けるわけがない。戦国期から海戦用語として実際に使われていた言葉かと思われる。
現代の産業界、経済界でも「先をつかむ」は成功の決め手として最たるものであろう。具体例はいくつも並べることができる。記者が特に名を挙げたいのはソニー。創業者の井深大氏はまさに先を...
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