2017年12月15日
(275)仁術
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中国、唐時代の宰相は「医は以って人を活かす心なり」と言った。貝原益軒の『養生訓』には「医は仁術なり。仁愛の心を本とし、人を救うを以って志とすべし」とある。また経済の語源になったとされる言葉として「経世済民」があり経は「治める、統治する」、済は「救う、援助する」を意味する。つまり規範的な教えが込められていた。経済を律する方法論も仁術であったかと思われる。
翻って昨今はどうか。医は「算術な...
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