1. コラム

2017年11月10日

(270)スーパーセル

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 前回は悪いことが重なる話だったが、良いことも重なった。世の中は帳尻が合うようにできている。  がん摘出手術を受けた大阪商船三井船舶の生田正治氏はわずか1カ月余で仕事に復帰し、たちまちのうちにグローバル・アライアンス結成の骨組みづくりを終えた。1993年(平成5年)夏から94年(平成6年)春にかけての出来事である。ほぼ同時進行の形で「生田専務(当時)を社長に」という動きが表面化、94年4月...