1. コラム

2017年2月17日

(235)力戦奮闘の人

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 大阪商船三井船舶の相浦紀一郎氏は敵を多くつくらない、むしろ利害対立者をも味方に引き込む徳望の士であったが、営業活動では闘志旺盛、力戦の人であった。  営業に注ぐ意欲は社長職を退いてからも盛んだった。会長時代の“矢作丸”商談にそれがうかがえる。  相浦さんは、海運激動の時代の幕開けともいえる1984年(昭和59年)社長に就任し、1989年(平成元年)会長に退いた。つまり商船三井にあっては昭...