1. コラム

2013年8月2日

(68)トレードコンシャス

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 大阪は古代からトレードコンシャスな港づくりを意識してきた。そもそも奈良盆地から難波への遷都が大陸との交流を意図した行動であり、当然ながら「初めに港ありき」の都市建設が展開された。それが難波津の興りとなり、以来、貿易を命とする大阪人の遺伝子は脈々と受け継がれてきた。まさに海都の面目が躍如としている。  現代の大阪港でトレードコンシャスの象徴的事例を追ってみたい。真っ先に思い出すのは72年の...